[アメリカ生活術] ペンキ塗りでお家生活をENJOYしよう

アメリカの家の壁の仕組み

ペンキ塗りって何だかアメリカだから個人でもできると思う。日本だと壁紙を貼らないといけないから、張り替えるとなるとプロじゃないとできない気がしてしまう。一方でアメリカの壁は、ドライウォール(シートストックとも言う)タイプで要は平な板状の壁材をベースのフレームに貼り付けて固定する。言ってみれば家のフレームの上に自由にできるキャンバスを立てるようなもの。そして、インテリアだと通常はその平らな表面に凸凹になるようなスプレーを塗り立体感をだし、その上にペンキをぬって仕上げる。

もし色を変えたい場合は、その上から違う色でペンキを塗れば簡単に変えられる。

私はこちらで家を購入して部屋の壁をみてビックリした。どの部屋も色が違い、同じ部屋でも場所によって色が違うという状態。女の子の子供部屋はスカイブルー! そして、リビングルームはパープル! その他、赤やブルーやいろいろだったので、私は色をすべてアイボリー調に統一した! いやー時間が掛かったが、やって統一感と日本っぽさがでて良かった。落ち着きの空間です。

 

**借家の場合は勝手にペンキで塗ることはできないので、注意下さい。

ペンキ塗りに必要な道具6アイテム

HOME DEPOTのような大型のホームセンターに行けば一発で揃います。それぞれの用品にホームデポのリンクをつけておきます。これはあくまでも最低限必要なアイテムになります。

paint_dougu.jpg
  1. ペンキ

    うちはBEHRのPAINT & PRIMER in ONEという混合されているペンキをよく使います。プライマー入りの混合だと元々塗った壁でもだいたいの色は塗り変えられるのでオススメ。INTERIOR用のLOW ODORという匂いが弱いものをチョイス。また、フィニッシュがたくさんあるので、これも注意。MATTE(マット)が一番耐久性がなく、SEMI-GLOSS(セミグロス)が一番耐久性があり、艶がある。基本、マット(艶なし)とか、その間のEGG-SHELL(エッグシェル)が普通の部屋向けで落ち着きたいような所に、そして、セミグロスをバスルームなどに使うと水などにも強いし良い。色はたくさんあるので、楽しんで家族で選んでみて下さい!

    あと、これはペンキを開ける際の栓抜きみたいなのがあるので、それは忘れずに! 


  2. バケットとトレイ

    バケットはベースのアルミでできた台のようなもので、トレイは10枚セットで売っているようなプラスティック製のもので、台の上にのせて、その上にペンキを流しこんで使います(たぶん、どっちもトレイと英語で言うらしいが。。。ホームデポのリンク貼っておきました)

  3. ローラー

    このローラーはベースとローラーのスポンジ部分に別れていて、何度も簡単に色を変えて使う事ができるようになっています。これにたっぷりと染み込ませてコロコロと回して使います。


  4. ミニバケットとブラシ

    これらはローラーでは塗りづらい部分とか角とかの部分に使います。このミニバケットがあるとバケットを持ちながら移動しながら塗れるので便利です。これもローラーのトレイのようなプラスティック製のものがあります。

    ブラシは結構いろんなものがあるのですが、安過ぎないものがいいと思います。安いと本当に毛並みがすぐ悪くなったり、ペンキがくっついたりします。10ドル弱ぐらいのもので丁度いいと思います。


  5. ラグ

    これはいくつかあると便利です。ビニール製もありますが、何度か使う予定なら布製のラグがあると便利です。いくつかあると塗る壁の床に置くのとペンキなどを置くなど家が汚くならないので便利です。

  6. その他

    マスキングテープがあると塗らなくていい部分をカバーできるので細かい部分に役立ちます。あとは、いつでも拭き取ったりできる雑巾やハシゴがあるといいですね。


3つの塗る手順

  1. まずは下準備が大切。

    塗る壁をホコリなどがないように、軽く塗れた雑巾で綺麗にして、乾かします。そのときに穴などがあいてないかなど、確認します。

    穴が開いている場合には、DRY DEXというような埋める粘土のようなものを使います。このリンクにあるのは、ハケもついてくるので便利です。基本はこれで鋲穴などを埋めます。また、たまに壁のテクスチャーが無くなっているエリアがある場合があります。そんなときはこういうスプレーを使ってあえて、凹凸をつくって雰囲気をだします。


  2. 塗りに入ります。

    すべて綺麗な壁の準備ができたら、ローラーを使って大きなエリアを、そして、端っこなどはマスキングを使うなどしながら塗りたくない場所を保護しつつ、ブラシで塗っていきます。

    ローラーはちゃんとペンキを拡げてのばして塗る事を意識して下さい。そうしないとムラができたり、ボコボコができてしまったりします。2度塗りするのを前提で、濃くぬることを意識するより、平らに塗ってひろげることを意識するといいです。


    ブラシはとにかく効率を考えるといいですね。ローラーの方が効率はいいので、なるべくローラーでできない所だけを意識して塗っていくのと、マスキングテープをつけるところと手でも塗っていけるところを見極めてやるといいです。

    *必要であれば、ミニローラーというのもあるので、活用すると効率はあがります。


    2人とかでやる場合はローラーとブラシ担当を決めてやるといいと思います。

    ベースの色にもよりますが、基本はだいたい2度塗りしていけば、それで完成です。

  3. 乾かす。

    しっかり乾かしてから見直してください。乾燥した後に色が少し落ち着き変わるので、ちゃんと乾燥した状態でみてください。光のあたり具合によっても変わるので、色々な状態でみて塗り残しなどがないなど確認してください。



その他知っておくと良い8つのポイント


  1. ペンキのブラシやローラーは基本一度使っても、もし次の日とかにまた使う場合はビニール袋などに入れて冷蔵庫に入れておきましょう。次の日もそのまま使えます。なので、いちいち新しいローラーにしなくてもいいし、ブラシも洗わなくてもいいです。


  2. 塗った後の壁はちゃんと乾いてからもう一度確認しましょう。乾いた時に色がちょっと違って見える事がよくあります。日差しありなしでも変わるので注意。


  3. 天井などで白を使う際は必ず家中その色を使う気持ちでいきましょう。白っていうのはいろんなニュアンスの色があるのですが、それが部屋ごとでも違うとイライラするものです。天井の色をちょっと変えようとか思ったときは、そういう事も考えたほうがいいです。


  4. コンセントなどは面倒臭がらずにカバーを必ず取りましょう。その際には必ず電気の元を切ってから行って下さい。

  5. ペンキの缶を閉める際はトンカチを使って、ちゃんと密封して下さい。ペンキの缶の閉めるところにペンキが溜まっていることがよくあり、そのまま閉めるとペンキが飛び散ります。ブラシでちゃんと缶の中にペンキ残りを入れてから蓋をしめて下さい。


  6. ペンキが余って絶対使わない場合は買ったところかペンキ専門店でリサイクルして下さい。完全にペンキが無くなった缶は通常のリサイクルゴミに入れて大丈夫です。


  7. ペンキを棚から買う場合はなるべくお店で振ってもらってください。分離している場合があるので、お店でSHAKEしてと言えばやってくれます。

  8. せっかくだから家族で音楽でもかけて楽しんでやって下さい!!


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