アメリカでよく聞くPURPOSE(パーパス)って何?
パーパスの2つの意味
最近、アメリカでは『PURPOSE』という言葉をよく聞く。
「PURPOSE」は直訳すると目的、目標、理由というような意味である。
中学のときに習った言葉で、
What’s the purpose of the trip ?
(旅行の目的はなんですか?)
というように使われる「目的」というのが一般的。
ただ、今では「存在意義」「存在理由」という意味合いで使われることが多くなってきている。
What is your purpose?
直訳すると「あなたの存在意義はなんですか?」
これをカイシャに置き換えると
「あなたのカイシャの存在目的はなんですか?」
となる。
そんな質問に「お金でーす」と答えるカイシャはきっと生き残れないのであろう。
もちろん、カイシャは利益をあげているから、私のようなサラリーマンは給料をもらい生活できる。
ただ、これからはカイシャも社会の問題解決に貢献しなければならない。
社会的問題とは?
社会的問題には大きく2つ。
BLK(Black lives matter) やアジアンヘイトなどの人種差別の問題
二酸化炭素排出による気候変動
そして、新型コロナによりこの二つの問題がより深く表面化していったと言える。
私たちにとって社会的問題が大事なことだと思わせ、興味をもたせたとも言える。
アジアンヘイトもコロナから生まれたものである。
さらには、気候変動問題もコロナ禍において、再認識した。
外にでないことでの汚染が減った中国。
そんな自然の大切さを再確認したり、人との繋がりや健康の大事さを再認識することから関心が上がった。
そんなときに大事な言葉となるのが、人や企業のパーパスである。
またや、国のパーパスもしっかりと国民に理解させないといけない。
パーパスを企業理念へ
もはや、このパーパスの無いカイシャは求められなくなる。
モノやサービスを売るだけでなく、社会問題に対しても真剣に考えて、行動をおこす。
サスティナビリティという言葉がひとり歩きしている感もあるが、気候変動に関して、積極的に取り組み始めているカイシャは多い。
今後の理想の人間像って?
カイシャはそのような意識を強くもった芸能人やアスリートなどを企業広告などに起用していくことが多くなるだろう。
その企業広告が影響し、そういったサスティナブルを意識した人が「理想の人間」という考えが社会的に強くなっていくだろう。
テクノロジーってどうなる?
以前のテクノロジーもパーパスの視点で考えると、今後はテクノロジーでは無い場合もある。
二酸化炭素を排出するようなテクノロジーはいくら生活を便利にしても意味がない。
カイシャのあり方だけでなく、ものづくりも本当に難しくなっていく。
社会と自然と共存していかなければ『成功』はしない。
これからは自分のパーパスをもって
このような世の中、私たちにできるコトは自分のパーパスを持つこと。
カイシャのようにエコに徹するという生き方も1つである。
自分がこれをするとハッピーになるし、人もハッピーにさせること。
そんなことでもいいと思う。
アメリカでは気候変動を理由にビーガンの食事を取り入れる若者が増えている。
完全にビーガンになるわけではなく、週のうちの何回かをビーガン食にするということ。
このトレンドの原因は農家での肉が作られる過程での二酸化炭素や水の汚染にあると言われている。
今の若い世代は、気候変動などに敏感であり、それを少しでも止めるための個人のアクションだと言われている。
そんな自分の意思を自分のパーパスとして生きている。
私にとって肉を食べないというのは無理だし、食事と言うと、何か肉や魚のメインディッシュがないと食べた気がしない。
将来的にどうなっていくんだろう。
肉がなくなる?
そんなコトを言っていてはダメですね。
僕らにできることは世の中の流れについていくこと。
そう、何かのパーパスを持つこと。
ちなみにMotokyoのパーパスは、世界をよりシームレスにすること。
違う国の人同士で、仲良くし、お互いのコトを学ぶ。
そして、笑いあいたい。
お互いの違いを尊重し、『違い』を学ぶ。
その中で必要となる「言葉の壁」も低くしていきたいと思う。
そんな国際交流を支援する立場でありたい。
そんなパーパスをもって頑張ります。